REWORK

復職支援デイケア「リワーク」

RETURN TO WORK SUPPORT

復職支援デイケア「リワーク」

うつ病などによって休職されている方が職場復帰できるよう体調を整えたり、病気を理解してストレスへの対処法などを身につけたりするための場が、復職支援デイケア「リワーク」です。
仕事に必要な体力や集中力、作業能力、対人関係の対処能力などの回復を図り、確かな職場復帰をめざします。
 

対象となる方

■ うつ病などのストレス性疾患などにより現在休職中で、職場復帰を目的とされている方
■ リワークの意義を理解し、職場復帰と再発予防のために3ヶ月~6ヶ月程度のリワーク参加ができる条件が整っている方
■ 上記の条件を満たし、かつ、利用判定会議において導入が決定した方

当院リワークの特色
通院先を変えることなくリワーク利用ができます。

これまで通院していた当院以外の病院・クリニックでの治療を受けながら、リワーク利用することが可能です。
当院初診の際、リワーク担当医へご相談ください。
ただし、リワーク利用と通院を同日にしていただくことはできませんので、土曜日などの通院をお願いしております。
診察日の都合等で復職までの間一時的に当院リワーク担当医が主治医となることもあります。

DAILY RHYTHM IS IMPORTANT

まずは生活リズムが大事

体調に合わせて、まずは週2~3回の午前利用から開始していきます。
同時に個別支援により生活パターンの改善にも働きかけていきます。
また生活リズムを整えるには食事も大切と考えます。
一日利用/午前利用の方は、当院栄養科による温かい昼食を提供させていただいております(利用料に含む)。

VARIOUS PROGRAMS

病院リワークならではの様々なプログラム

認知行動療法やマインドフルネス、対人関係技法などの“学ぶ”プログラムに加え、スポーツや創作活動など“動く”、“作る”といったプログラムもあります。
仕事は人生にとって重要なものの一つですが、楽しむこともまた大切なものです。
休職中は慎ましく生活しなければと考えがちですが、楽しむことこそがエネルギーを回復させてくれます。

KEY TO RECOVERY

人薬(ひとぐすり)が回復のカギ

うつ病は自宅療養で回復できる部分と、他者の中で回復していく部分があります。人薬(ひとぐすり)という、同じ悩みを持った方々同士の共感や分かち合いも、回復には不可欠です。
また復職後も2ヶ月に1回、リワーク卒業生での交流会を実施しています。

THE IMPORTANCE OF AWARENESS

気づきの大切さ

病気を機に変わろうとしても、その気持ちだけが空回りしてしまうことが多いものです。
様々なプログラムや担当職員との面接を通して、今の自分に気づけるように支援しています。
気づきが増えてくると自然と対処法が身についていきます。

THINGS TO TRY

やってみること

変化への第一歩はまずはやってみることです。
上手くやる、上手にやることよりも、失敗してもまずはやってみることから始まります。

COLLABORATION WITH THE WORKPLACE

職場との連携

復職に向け、職場、産業保健スタッフ、EAP(従業員支援サポート)との連携を行っています。

INFECTION CONTROL MEASURES

感染対策

グループワークなどリワークならではの集団プログラムを軸としながらも適切な感染対策を行っております。

利用期間

USAGE PERIOD
おおむね3ヶ月~6ヶ月間

1日の流れ

病院内にありながら、独立した建屋にてリワークプロラムを実施しております。
感染対策に十分注意を払いながら行っておりますので、安心安全にご利用いただけます。
デイケア(月~金)
午前  
9時~ リワーク室開錠
9時30分 受付け締め切り
9時35分〜 朝のミーティング
10時〜11時30分 午前のプログラム
11時45分〜 昼食準備・昼食
12時25分〜 午前の終了ミーティング
午後  
12時30分 午後受付締め切り・午後のミーティング
13時~ 脳トレ
13時30分〜15時 午後のプログラム
15時15分〜 終了ミーティング
15時30分 リワーク終了
ショートケア(月〜金)
午前の部,午後の部,各3時間ずつ。通常のデイケアと比べて活動時間の短いデイケアです。
午後 9時30分〜12時30分
午後 12時30分〜15時30分

※午後のショートケアでは食事は含まれておりません。

利用の流れ

USAGE FLOW
【当院に通院中の方】 【他の医療機関に通院中の方】
主治医にご相談ください。 主治医にご相談ください。
その上で紹介状を書いていただき、当院を受診する必要があります。
※現在の通院先への受診を継続していただけます

 
利用判定会議において病状、診断名などを十分検討の上、
復職支援デイケア「リワーク」を見学・体験利用していただき利用手続きを開始します。

 
※リワークご利用が適切でない方はこの段階でお断りする場合があります。
※他の参加者の状況によって、見学、デイケア導入をお待ちいただく場合があります。あらかじめご了承ください。

自立支援医療を適用した場合の1日の利用料

  基本料金 入所後1年間の加算 合計
デイケア 770円 50円 820円
ショートケア 400円 20円 420円

※自立支援医療とは「継続的に通院を必要とする方の通院医療費負担を軽減するための制度」です。
登録医療機関での診察代・デイケア代などの自己負担が原則1割負担となり、その月のお支払いが世帯収入に応じた上限額までとなります。
自立支援医療の申請については、当院のスタッフまたは、お住まいの区役所までご相談ください。
 
 

リワーク実績
2022年~2023年
利用者総数(延べ) 34名(男性19名 女性15名)
1日利用者数 5~12名
平均年齢 約42歳
平均休職回数 約2回
平均利用期間 約6ヵ月
転帰 復職(再就職含む)26名 利用中断6名
職種 会社員19 公務員8 専門職6 自営業0 求職中1

週間プログラム (2025年6月現在)

 
午前 太極拳 ヨガ
※外来講師
行動活性化 オフィスワーク
※リワークミーティング(第4)
スポーツ 学習会
午後 SST オフィスワーク
※復職ミーティング (第1,3)
マインドフルネス
創作活動
オフィスワーク 認知行動療法
陶芸
太極拳/ヨガ
身体や心に働きかけるプログラムです。
動きや呼吸法、リラクゼーションを通して心身の状態を観察し、身体機能や精神機能の向上・活性化を図っていきます。
マインドフルネス
ヨガや呼吸法、瞑想法などの方法を使い、「今、この瞬間」に意識を集中していただきます。
身体や心のありのままの状態を観察することで、ストレスや症状に柔軟に対応する力を養います。
リワークミーティング
月に1度、リワークの運営や環境面、プログラムに関することなどについて話し合いを行います。
より良いリワーク運営ができるよう主体的・建設的に意見交換を行います。
陶芸
作品作りを通して、集中力などの改善に働きかけるとともに、「楽しみ」など心地よい感情の回復を促します。
行動活性化
うつの時の思考・行動パターンを学習し、週間活動記録表から日常の行動と気分を振り返ります。
行動が気分を変えることを学び、よい気分をもたらす行動を意識的に取り入れ、うつ症状の改善を目指します。
応用グループでは回避行動に対し段階的に取り組む方法を学んでいきます。
オフィスワーク
職場復帰後の業務に近い内容など、個別の課題に取り組み、集中力の訓練を行います。
また、各プログラムのホームワークや生活記録表の振り返り、心理検査、面談などをスタッフと行います。
SST(Social Skills Training)
日頃の人間関係や職場での対人関係場面を、ロールプレイという方法を用いて練習することで、幅広いコミュニケーション方法を身につけ、コミュニケーションスキルや自己対処能力を高めていきます。
スポーツ
集団でスポーツを行います。
体力の維持向上を目的とすることはもちろん、メンバーとともに楽しみながら身体を動かすことで交流の機会を持ったり、集団に慣れたりすることができます。
認知行動療法
つらく困った状況の時の認知、気分、行動パターンを知り、認知・行動面からアプローチするスキルを学びます。
つらい状況に向き合い乗り越えていけるような心の力を育てる方法を学んでいきます。
学習会
(第1週:3分間スピーチ/うつ病教室 第2週:ビデオ学習 第3週:書道/ゲートボール 第4週:グループワーク スポット:薬剤師による薬の講義)
うつ病や服薬、ストレスへの対処方、休息の取り方や再発のサインなどに関する講義や、認知行動療法の個人ワーク、グループワークなどを行います。
自己理解を深め、再発予防とセルフケアの方法を身につけていきます。

当院は日本うつ病リワーク協会の会員です。
気分障害などの精神疾患を原因として休職している労働者に対し、職場復帰に向けたリハビリテーション(リワーク)を実施する機関で行われているプログラムです。

休職されている患者様、ご家族へのリワークのご案内です。

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