介護老人保健施設 ナーシングセンター八幡

MENU
CLOSE
インフォメーション インフォメーション

ナーシングセンター八幡健康エッセイ:第1回「令和最初の新年を迎えて」

ナーシングセンター八幡 健康エッセイ:第1回「令和最初の新年を迎えて」

ナーシングセンター八幡 健康エッセイ第1回
新春特別エッセイ「令和最初の新年を迎えて」

粟生(あおう)修司(ナーシングセンター八幡施設長、九州工業大学名誉教授)

歳をとって新年を迎えると、「お迎えが近づいた」と複雑な気持ちになるかもしれません。しかし、実はいいことも多いのです。気分よく新年を迎えるため、令和初の正月にスタートするナーシングセンター八幡健康エッセイの第1回目は歳をとって迎える正月のいいところをお話します。

1.自由・達観
高齢になるとしがらみが減り、自由な時間が増えます。人生経験を積み、より広い視野で世の中の動きをみることができます。新しいことを覚えるのは苦手ですが、総合的な判断力は年をとっても衰えないどころか、さらに良くなっていきます。これまでの人生を振り返りつつ、今後の人生や日本や世界のこれからに想いをはせると、様々な発見があったり、新たな感慨や感動が得られたりすることでしょう。年をとってからでないと味わえない醍醐味です。

2.新春のよろこび
家族・友人・社会とのきずながあり、一日一日を無事に過ごし、感謝する日々を送ることは、幸せなことです。新年を迎え、気持ちを新たにしてそのような日々を送るように心がけることはそれほど難しくないはずです。新年は日々の生活を見直すとてもいい機会です。

3.苦痛とのつきあい
苦痛は、心身の問題点を教えてくれる大事なお知らせです。問題解決中のサインでもあります。発熱、下痢、嘔吐、咳、これらは嫌な症状ですが、防御反応であり、免疫能力をあげたり、有害物を除去してくれたりします。
苦痛を一人で背負うのは大変です。私たちは困難をみんなで助け合って克服することで進化してきました。今の社会には助け合うしくみがたくさんあります。困ったことを一人で抱え込まず、信頼できる人や窓口に相談すると解決のための選択肢がずっと広がります。

ナーシングセンター八幡も、高齢者やそのご家族が笑顔で毎日を送るためのお手伝いをしっかりできるようスタッフ一同日々研鑽しています。

一覧に戻る