介護老人保健施設 ナーシングセンター八幡

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ナーシングセンター八幡健康エッセイ:第2回「地域の健康長寿」

ナーシングセンター八幡 健康エッセイ:第2回「地域の健康長寿」

ナーシングセンター八幡 健康エッセイ:第2回「地域の健康長寿」
粟生(あおう)修司(ナーシングセンター八幡施設長、九州工業大学名誉教授)

北九州市は都市の中枢部まで洞海湾という海が入り込んでいる世界的にもユニークな地理的特性をもち、その周囲を、豊かな水と土を育む広葉樹林の山々が囲んでいる自然豊かなテクノロジー集積地域です。文芸や音楽など文化的にも豊かな歴史もあります。

昔「公害の街」と知られていた北九州市が、市民と官民学の長年の努力が実を結び、自然豊かな省エネ環境都市として、有名になっています。最近は高齢者の住みたい街ナンバーワンとしても有名な健康長寿都市になりつつあります。北九州市民としては大変誇らしくまた幸せなことです。

環境改善のための運動は、きれいな空を取り戻そうと願う主婦が声をあげたことがきっかけになりました。北九州市がこれからも住みよい街であるためには、私たちが、日々の生活のなかで、自分でやれることをやりながら、感じたこと、思ったこと、やりたいこと、やってもらいたいことを、「がまんせず」、また「遠慮せず」に発信することではないでしょうか。そうすることが、自分達が培ってきた知識・技術・知恵・手段・戦略を、仲間や次世代に伝え、地域・日本・世界に伝えることになり、それが世界の期待に応えることにもなります。

日々の生活の中で、こうしたほうがいい、こういうことは困る、これは失敗、こんなことをするといい結果になった(痛みが減った、気持ちよさが増えた、体が軽くなって気持ちがよかった、よく眠れるようになった、等々・・・)、このような情報(知識と技術)を共有できれば、ますます過ごしやすい環境になり、家族・仲間や地域・社会に貢献することになります。

世の中にはいろいろな問題がありますが、お互いに助け合い、支えあうことで解決のいとぐちが見えてきます。問題解決のための知識や技術を地域で蓄積することでより安心安全な老後が可能になります。

ナーシングセンター八幡は高齢者の心身両面のケアについて知識と技術を集積し、共有し、安心安全、笑顔の老後を提供できるように努力を続けています。高齢化社会を迎え、認知症もますます身近な問題になり、ストレスの多い現代社会では、高齢者の行動や心理面での問題も深刻化しやすく、体だけでなく心のケアも必要とされる社会になってきました。高齢者の心身のケアでお悩みの方は、遠慮なくご相談ください。

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