入院のご案内

なかなか症状がよくならずお困りの統合失調症の患者さんとご家族へ

「クロザピン」という薬があります。
クロザピンは治療抵抗性統合失調症の治療薬です。

治療抵抗性統合失調症とは?

統合失調症の患者さんのなかには、これまで2種類以上の薬を試したがあまり効果がなかった、足がむずむずする・手足がふるえるなどの副作用のために十分に薬を使えなかった、という方がいらっしゃいます。このような状態を治療抵抗性統合失調症といい、統合失調症患者さんの約10~30%にみられると考えられています。

クロザピンとは?

治療抵抗性統合失調症の患者さんに唯一効果が認められているのが、クロザピン(商品名クロザリル)です。国内ではこれまでに18,435人(2024年1月10日時点)、当院では38名(2024年1月現在)の患者さんが治療を受けてこられました。

クロザピン治療を受けるには

  1. ① クロザリル患者モニタリングサービスに登録された医療機関でのみ処方が可能です。
  2. ② 入院して治療を開始します。
  3. ③ クロザピンは白血球が少なくなる、血糖値が上がるなどの副作用が起こる可能性があります。
  4. ④ 副作用の早期発見と対処のため、定期的な血液検査を行います。

クロザピンについてもっと知りたい方へ

薬剤師が、電話または対面でクロザピンについての質問にお答えします。ご希望の方は、電話にてご予約下さい。

問い合わせ先 八幡厚生病院 薬剤科
TEL 093-691-3344(代表)

受診希望の方へ

クロザピンを使ってみたい、治療について詳しく聞きたいという方は、まずはおかかりの主治医の先生にご相談ください。初回受診時は、電話にてご予約下さい。詳しくはこちら

問い合わせ先 八幡厚生病院 医療連携室
TEL 093-691-3344(代表)